ADDICTION

生きて愛し夢に溶ける

未来編の10代目ファミリーを導ける大人は誰か選手権

守護者の中で1人だけ10年後の姿になれる場合、未来編で一番ファミリーを導けるのは誰か。

メローネ基地突入編ラストの入江正一のセリフに「この計画は絶対バレないように僕と10年後の君と10年後の雲雀恭弥の3人だけの秘密だったんだ」というセリフがありましたが、正直獄寺山本が知らないで雲雀さんが知ってたの!?という驚きと、雲雀さん10年で大成長したな…尊…という感想を持った読者は多いと思います。

この真意を考えると、確かにツナと親しく信頼されているという点では真っ先に獄寺山本が挙げられるとは思いますが、ツナが仮死状態となる状態で彼らはきっと平静を保っていられない。
また守護者の中で一番10年後の姿が長かったのは了平、次点で雲雀でした。ふたりともメローネ基地突入まで大人の姿であり、了平に至っては正一から真相を話されるまで大人の姿でした。しかもランボとイーピンに相応のイタリア出張土産を買ってこれるという余裕まであります。

確かに2人とも立派な大人として10代目ファミリーを導いてくれましたが、もし大人の姿だったのが他の守護者だったら、本当に彼らだけが大人であるのが最善であったかが気になりました。

 

これらを踏まえ、もし守護者の中で1人だけ10年後の姿になれる場合、一番ファミリーを導けるのは誰かを考えていきたいと思います。

ちなみに今回の優勝基準として、守護者に安心感を与えられる「包容力」と、「戦闘力」の2つの視点を総合して考えていきたいと思います。

守護者はツナを除いた獄寺、山本、了平、ランボ、雲雀、骸、クロームの7名。この中で順位を決め、ボルダ法で7点~1点で配点し、両部門での得点の合計点で結果を決めていきます。

また戦闘描写の少ない守護者や、状況・対象によって有利不利が発生する属性に優劣がつかないよう、伸びしろや過去のデータ等も用いながら考慮していきます。

※考察の都合上、骸もアジトにいるという設定です。

 

 

 

  • 包容力部門

包容力部門では、いかに10年前の守護者達を安心させられ、各人とコミュニケーションを取ることができるかも重要になってきます。また10代目ファミリーは割と話の通じる人も多い中、骸雲雀という問題児もいるため、彼らをいかに捌けるかいうスキルも求められてきます。加えて子供達からすれば現代での交流度や印象のまま10年後の姿と接することになるので、現代でいかに各人と関わっているかも重要なポイントです。

 

7位 ランボ 1点

10年後とはいっても15歳。やっと現在の守護者達と同年代になった程の年齢です。日常回や雷戦の前日では頼られる場面も多々ありましたが、やはり雷戦でも未来編冒頭でも土壇場ではへなちょこという印象が強いです。多分雲雀に一言も話せない。

ただし20年後ならワンチャンありそうなので、やはり他守護者と一回り年齢が違うことが足を引っ張ってしまっています。

 

6位 ローム 2点

10年後描写が少ない人物ですが、やはり性格的に血気盛んで混乱している守護者を諌め落ち着かせられるかというと厳しい。また守護者からすれば現代での信頼感がそのまま10年後の大人への印象となるため、現代から各守護者との交流が少ない点では不利になるかもしれません。 争奪戦後でもあるので、獄寺なんかはいまいち髑髏を信用していなかったり、了平はそもそも彼女を正しく認識できていなさそう。

 

5位  3点

争奪戦ではツナが骸に同情を向けるシーンがありましたが、正直未来編冒頭ではツナとクローム以外からは相当警戒されている人物。というか未来に来て不安を感じている彼らの前に10年後骸が現れて「落ち着きなさい」って言ったら面白すぎる。お前のせいで落ち着けん。ただ霧戦で彼の実力は皆も知っているので、味方であれば徐々に信用は得られそう。しかし骸自身が守護者を落ち着かせたり喧嘩を諌める気があまり無さそうなので5位としました。(雲雀のこと本気で殺しそう…)

 

4位 雲雀 4点

こちらも5位と僅差ではありますが、初めからツナの敵であった骸よりは「この人の信念で動いてるんだろうな」というある意味での信頼というか、行動理由は分かりやすい。並盛愛や強さに裏付けされた実力もあるため、変に騙したりするような人物ではないことも分かる。けれどこちらも能動的に守護者を落ち着かせるような言動はしないため4位とします。(骸のこと本気で殺しそう…)

 

3位 了平 5点

原作描写があるという点も大きいですが、裏表がなく、裏切りや誑すような行為はしないという信頼感はあります。現代でも年長者として京子ちゃんやランボなどを守ろうという意識も強く、また雲雀に対して正面から向き合える貴重な人物。(相手にされるかは別)

 

同率1位 獄寺 7点

10年後で言動がみられる描写は未来編冒頭とボンゴレ式修学旅行くらい?ですが、両方共瞬時に状況を把握し即座に的確な行動に移せているため、獄寺がいることへの安心感は確実なものであると考えられます。加えてずば抜けたボスへの忠誠心は周知されているため、ボンゴレのことを守護者のことを考えて行動することが期待できます。

ただ頭が良い理論派なので、現代では悪く言うと相手の立場を考えられず押し付けがちでしたが、それが10年でどう成長しているかが気になります。アニオリだけどGみたいに相手に合わせて勉強を教えたりさり気なくアシストができるようになっていれば確実にファミリーを導けると考えられます。最大の懸念点はツナの話題が上がると取り乱す可能性が捨てきれないこと。

同率1位 山本 7点

こちらも獄寺同様現代から強い繋がりがあり、十年後も判断能力に優れている描写が確認できます。特に未来編冒頭でツナが「いつもの山本と話してるみたいだ」と安心していたので、持ち前の柔和さで守護者を包み込めることでしょう。また争奪戦時点で雲雀をいなすことのできた人物でもあります。懸念点は天然っぷりが災いする可能性がある点。未来編ももしかしたらもう少し大人の姿だったらボロが出たかもしれません。

(ちなみに十数年山本推しの友人は「山本は溜めに溜めて変に琴線に触れて自殺する脆さがある」「皆でいるのが一番!みたいな顔してパーティーした翌日に唐突に修行の旅に消えちゃう感ある」と評していました)

 

  • 戦闘力部門

 ※10年後の未描写が多いことと、未来編前~代理戦争までの間に戦闘力が大きく飛躍しているため、29巻収録の夢の対決ランキングの解説・37巻収録の強いと思うキャラ部門ランキングの結果を読者の意見として参考にしています。ニューボンゴレリングやボンゴレギアもありますが、未来編時点なので追加要素程度として考えていきます。

 

7位 ランボ 1点

 こちらの部門でも年齢と経験がネックになりますが、攻守共に優れた守護者へと成長しているため期待はできます。しかし盾も角も一撃必殺という性質上安定感には欠けるかもしれません。守護者の務めは全うしてるんだけども…😭またランボは戦闘力を引き出すために精神面をサポートする必要もあるため、ランボ一人でほぼ同い年の守護者を率いるとなると…(雲雀骸獄寺に泣かされそう)

 

6位 ローム  2点

継承式ではマーモンのお墨付きを得られるほどの幻術を生み出せる実力があり、強い信念と精神力を持った子なので10年での伸びしろはかなり大きいと考えられますが、格闘能力が不足しているため他の守護者と比較すると戦闘力は劣ると評価せざるをえませんでした。ただヴェルデなんかも言っていたように、武力と知識が比べられないのと同じで幻術は比較するものではない上に有幻覚で戦闘力を補うことは可能であることと、クロームが10年後格闘もできる術士(骸様リスペクト)になっている可能性も0ではないと考えています。ごめんクロームちゃん、周りの守護者がばけもの揃いなのよ…。

 

5位 了平  3点

守護者きっての武闘派で実力も折り紙付き。リング争奪戦から幾多のピンチを拳で救ってきたスーパーお兄ちゃんですが、タイムリミットがあるのがネック。ランボと同様一撃必殺タイプといえます。とはいえ現代の守護者達を入江正一の元まで導いた実績があるため、5位時点で十分すぎる実力があるといえます。

 

同率3位 獄寺  5点

破壊力の高いGの弓矢やSISTEMA C.A.Iなど攻守のバランスが良い武器が多く、黒曜編当時から遠近法を使った頭脳プレーも見せているため、非常に安定感があります。

(正直ここから皆強いのは歴然なので特筆することが無くなってきてる)

同率3位 山本  5点

時雨蒼燕流の種類の豊富さに加え、初期からケンカの強さランキング上位の素の戦闘力の高さから十分守護者を守れるはずです。(強いのは分かりきってるので特に書くことがない)

※29巻に「二人はシーソーみたいに順番に強さが入れ替わる」という解説があるため同率としています。本当に良い関係だ…。

 

2位   6点

包容力部門でこき下ろしてしまった最推し。格闘のできる邪道な術士のため実体であれば負けることはないだろうし、危なくなっても幻覚で脱出もできる。術士の中で一番チートな男といえます。スキルもあるし、脱獄もできるし、まあ強いでしょう。十分守護者を守りながら(?)導けるはずです。

 

1位 雲雀 7点

リング争奪戦時点から最強の守護者であること、炎の大きさも圧倒的であること、戦闘データ等から見て1位といってもよいと思います。

雲雀と骸も同率で良いのではと思いましたが、強いと思う~ランキング通り1位としています。

 

  • 結果

同率1位 山本   7+5=12点

同率1位 獄寺   7+5=12点

3位   雲雀   4+7=11点

4位   骸    3+6=9点

5位   了平   5+3=8点

6位   クローム 2+2=4点

7位   ランボ  1+1=2点

 

 上記の結果になりました。あくまでも本結果ですが、チーム右腕が1位になっているのが泣けてしまいます。ですが3位と5位の2人でも大いに良い結果となったと思うので、誰が大人でも守護者達を導いてくれると思います。逆に言えばあのどうにもならない状況をすぐに受け入れさせるのは不可能だろうし、やはりスパルタな修行も必要不可欠であるため、若きボンゴレ十代目ファミリーでも十分に未来を変えられるということです。やはり正チャンの選択は間違っていなかった(ステで毎回泣いた台詞)

一番気苦労が多かったのはきっと正チャンですね。お疲れ様でした。